ハイサイおじさん2。 ( No.10 ) |
- 日時: 2021/09/30 14:24
- 名前: ギーガ
- なんとドリフの「8時だヨ!全員集合」に出てたんですね〜。
貴重映像です。YOU TUBEよ、ありがとう。
ここから「変なおじさん」は近いですね(笑)
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スコラ 音楽の学校 ( No.11 ) |
- 日時: 2021/10/01 09:45
- 名前: ギーガ
- 6:15〜 からどうぞ。
※お急ぎの方は8:28〜
NHKのニュース映像に出てくる、スタジオの中の“イエローマジックオーケストラ”の姿は まさに、小6の頃の私が夢想していた「イエローマジックオーケストラという音楽博士達」が 音楽を作っている姿そのものだったので、感動で震えました(笑)
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14対10。 ( No.12 ) |
- 日時: 2021/10/02 13:44
- 名前: ギーガ
- 参照: https://www.youtube.com/watch?v=_D98nX8dueg
- No.11を踏まえて、お楽しみください。
余談。この曲の構成が
イントロ → テーマが出てくるA → 展開するB → A → 間奏 → B → Aのテーマの繰り返し
として、私にはB以外は 14:10 で、 Bのみ 12:12 に聴こえます。
わかりやすくいえば、最初の印象的なベースラインのモチーフが出てくるところが 14:10 でハネていて、 Bは均等でハネてない。
ずっと鳴っているチキチッチ、チキチッチ〜 でわかりにくいのですが
最後のAのテーマの繰り返しで1オクターブあがるところからのユキヒロさんのドラムは 『スコラ』で明らかになったように、4つ打ちのようで2拍目と4拍目は、沖縄民謡のようにハネていて
これと比較して、ロックンロールっぽいベースラインに変わるBは、ズンタ、ズンタ、と均等な4つ打ちに聴こえるのです。私にはハネているように聴こえない。
つまり、この曲はずっと沖縄民謡のノリで出来ているのではなくて、“2つのノリ”があると。
その点を『スコラ』では論点から外れるので、説明しなかったと。
どうですかね・・・
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ミューニック・マシーンの「青い影」(1978年11月) ( No.13 ) |
- 日時: 2021/10/03 13:02
- 名前: ギーガ
- この曲の存在は、ブログ「YMOとかPERFUMEとかテクノ系?」で教えていただきました。
ベースのフレーズと、次にはじまる人の声のような電子音、 長調ではじまるところにご注意ください。
今回の連続投稿の目玉のひとつなのです(笑)
「Munich Machine ミューニック・マシン」は、ジョルジオ・モロダーがプロデュースした 匿名性・企画性の高いディスコ・ユニット。※「Munich ミューニック」とは、ドイツのミュンヘンのこと。
実は、主要メンバーがジョルジオ・モロダーともう一人であり、 細野さんで例えると、スイング・スロー、スケッチ・ショウ、ハリー&マックみたいなもの(笑)
ユキヒロさんやユーミン大好きで有名な(笑) イギリスのロックバンド、プロコル・ハルムの 「 A Whiter Shade Of Pale 青い影」(1967年)をディスコ・エレクトロ・アレンジでカバー。
1978年11月リリースされたセカンドアルバムに収録されていて、 日本でもシングルカットされています。
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アブソリュート・エゴ・ダンス考察1 ( No.14 ) |
- 日時: 2021/10/04 18:52
- 名前: ギーガ
- @No.13でお聴きいただいたジョルジオ・モルダーがプロデュースした
ミューニック・マシーンの「青い影」は1978年11月リリース。
細野さん作曲の「アブソリュート・エゴ・ダンス」は1979年3月22日から録音に入っています。
タイミング的にもばっちり。 細野さんはこれやりたい!と思ったらタメないんです(笑) ←ココ、細野研究のポイントですよね。
Aわかりやすいところからいいますと。
ミューニック・マシーンの「青い影」のイントロにおけるベースライン。 「アブソリュート・エゴ・ダンス」のベースラインはこれをもっと短く、ミニマルフレーズにした感じですね。
そして、次に入ってくる“人の声のようで金属的”にエフェクトされた電子音。 これも似たような音が「アブソリュート・エゴ・ダンス」のイントロで聴くことが出来ますね。
これも、やってみたかったのでしょう。
B次は、わかりにくいかもしれません。
「アブソリュート・エゴ・ダンス」の特徴のひとつに、 テーマ部において、長調なのに主メロが短調、というところにあると思います。
名曲プロコル・ハルムの「青い影」を聴いたことがある人はわかると思いますが あの曲はしんみりとしていて基本的に短調の曲ですよね。暗い。
ところがジョルジオ・モルダーは施したのは、長調の明るいコードで始まるところ。
「アブソリュート・エゴ・ダンス」のアイディアは、このアレンジにヒントを得たような気がします!
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アブソリュート・エゴ・ダンス考察2 ( No.15 ) |
- 日時: 2021/10/05 11:12
- 名前: ギーガ
- CYMOのセカンドアルバム収録曲の録音に入った順番は
現在、『大人の科学マガジン シンセサイザークロニクル』(2008年)付録に載った、 『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』マルチテープが入った箱のトラックシートのカラー写真
及び、藤井丈司著『YMOのONGAKU』(2019年)掲載のトラックシートに鉛筆で書き込まれた日付で判明しています。
1979年3月2日 デイ・トリッパーのカバー 同日 ビハインド・ザ・マスク
3月6日 ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー 同日 インソムニア
3月13日 テクノポリス
3月17日 ライディーン
3月22日 アブソリュート・エゴ・ダンス
4月21日 キャスタリア
Dこの中で 教授のテクノポリス → ユキヒロさんのライディーン → 細野さんのアブソリュート・エゴ・ダンス の順で録音に入っているところに注目し考察したいと思います。
細野さんは他の二人の曲を聴いた上で、作曲した。
ファーストのB面をメドレーにしたように、
この3曲が連続したときに、より飽きないように、 プロデューサーとして、アルバムトータルのバランスを考え 他の曲に“ない要素”で曲を作ろうと考えたのでしょう。
Eそれは、YMOを始めるまで手弾きで「おっちゃんのリズム」を追求してきた者としては テクポリ、ライディーンが平坦なリズムを使ったのに対し
自分の曲では、コンピュータを使って沖縄やニューオリンズのノリを分析した、 “リズムの研究成果”のような曲にしようとまず、考えました。
どうしてもやってみたかったのでしょうね(笑)
※自説ではアブエゴには、沖縄の14:10と、Bパートで12:12 の2つのリズムがある、と思っています。間違ってたらスンマヘン!
F『セルフサービス』の音源を聴いたことがある方はご存じかと思いますが、 アブエゴの間奏の、沖縄のカチャーシーのようなお囃子部分には、 ニューオリンズ・ピアノのようなコロコロしたフレーズが入っています。
分析結果の証として、沖縄とニューオリンズを混ぜあわせて表現しようとした意図がわかります。
沖縄のチャンプルーとニューオリンズのガンボ。 どちらも“ゴッタ煮”料理でしたね。
Gアブエゴの主メロを細野さんは、初期のコメントで “コブラ笛のような、のたうちまわった”フレーズと形容しています。
これは、メロディーのイメージとして、“インド”“インド歌謡”があったのでしょう。 インド歌謡はファーストで入れようとして断念したアイデアでした。
1曲の中に、沖縄民謡とインド歌謡を入れようとしてますね。
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アブソリュート・エゴ・ダンス考察3 ( No.16 ) |
- 日時: 2021/10/06 12:47
- 名前: ギーガ
- H“2つの要素の同居”といえば、
アブエゴのイントロとAでは、No.13で聴いていただいたようにジョルジオ・モロダー、 Bにおいては、テレックスがプロデュースしたLioのキラキラしたサウンドが入っていましたね。
Iテーマ部において 長調の曲調に、短調のメロディーにして テクノポリスやライディーンと対比させて、連続で聴いたときに飽きないように 逆算で考えられています。
J定位に関しても、テクノポリスやライディーンが広がっているのに対して 中央に集まった感じ(かつ低音部を強調)にして、内に秘めてるような感じにしています。
ベースだけで6トラックも使ってますから、パートによって音色を変えたり、重ねることで音のガッツを作りたかったのでしょう。 (東風の主メロも2回、手弾くで重ねていますし、ライディーンの主メロはモーグによって同じ旋律を重ねています)
これも、他の2曲から逆算で考えられたことでしょう。
Kテクノポリスやライディーンの主メロは前に出た力強いものであるのに対して アブエゴのそれは、一歩引いたような音色が使われています。
また、テクノポリスやライディーンが主メロが引き立つサウンドなのに対し アブエゴでは、どっしりしたベースの音が引きたち、そこに一歩引いたような主メロが乗っかっています。
これも、逆算から考えられたことなのでしょう。
Lテクノポリスやライディーンと比較して、すべてのメロディのフレーズが短いです。 意図的に、短いフレーズの組み合わせで、アブエゴは出来ています。
また、テクポリやライディーンのメロディは基本的に上昇するのに対し アブエゴのそれは下降します・・・というか 細野さんのメロディは下降するものが多いですよね。 例)コズミック・サーフィン、ハイスクール・ララバイのイントロ
M繰り返しになりますが、このようにアブソリュート・エゴ・ダンスは 細野さんはテクノポリス、ライディーンを聴いた上で、その間にあるもの、 そこにないものの発想で作曲されています。
Nタイトルもそうですけど。テクノポリス、ライディーンに対して3単語と長い。
ただ、細野著『地平線の階段』には
アブソリュート・エゴ 不眠症
の章があり、タイトルのモチーフは先にあったものでした。
※不眠症を英語でいうと「Insomnia インソムニア」。
Oそれだけ取り出して聴いてみたいのが、 イントロで鳴っている金属的な音色、 Bで鳴っているボコーダーみたいな音、 最後のAの繰り返しから入る、低くて不穏な感じの、ブチブチ細かくなっている音。 あれは打ち込みによるものなのか、もともとシンセの音色があーなっているのか、和音なのか。
以上、小5の私に教えてあげたい(笑)
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Re: きっとうまくいく7 ( No.17 ) |
- 日時: 2021/10/07 12:46
- 名前: ギーガ
- 参照: https://theriver.jp/007-nttd-hans-zimmer/
- 最後の方。
美しい映画音楽を作る人として、 ジョルジオ・モロダーと教授の名前が並んでいることが 感慨深いです。
二人ともテクノ・マスターなのに、映画音楽の巨匠でもあるという。
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アブエゴのBass & Drumsのみ。 ( No.18 ) |
- 日時: 2021/10/08 10:00
- 名前: ギーガ
- 参照: https://www.youtube.com/watch?v=VvUeqIRekow&t=47s
- オリジナル音源ではありません。
お楽しみください。
実際、トラックシートをみると 細野さんはベースの録音にたくさんトラックを使っています。 それをどのように振り分けて使ったのか。 知りたいものです。
考えられるのは、イントロとAでは、音圧を作るために同じ音を重ねること。
B、間奏において、音色そのものを変えていること。
例えば主メロがパートによって音色を変えるのは普通ですが YMOにおいてはベースもパートによって結構変えてるんですよね。 (他のアーティストだと1曲でベースは1つの音色が多いと思います) それで、どうやって統一した聴感を保てるのか・・
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アブエゴのメロディ。 ( No.19 ) |
- 日時: 2021/10/09 12:42
- 名前: ギーガ
- 参照: https://www.youtube.com/watch?v=cbnnnoLf5Bc
- これもオリジナル音源ではありません。
お楽しみください。
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