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きっとうまくいく7
日時: 2021/09/19 09:54
名前: ギーガ
参照: http://www.mryt.com/forum/main/read.cgi?mode=past&no=30532

「きっとうまくいく6」は過去ログに移りました。

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ハイサイおじさん2。 ( No.10 )
日時: 2021/09/30 14:24
名前: ギーガ

なんとドリフの「8時だヨ!全員集合」に出てたんですね〜。
貴重映像です。YOU TUBEよ、ありがとう。

ここから「変なおじさん」は近いですね(笑)

スコラ 音楽の学校 ( No.11 )
日時: 2021/10/01 09:45
名前: ギーガ

6:15〜 からどうぞ。

※お急ぎの方は8:28〜




NHKのニュース映像に出てくる、スタジオの中の“イエローマジックオーケストラ”の姿は
まさに、小6の頃の私が夢想していた「イエローマジックオーケストラという音楽博士達」が
音楽を作っている姿そのものだったので、感動で震えました(笑)
14対10。 ( No.12 )
日時: 2021/10/02 13:44
名前: ギーガ
参照: https://www.youtube.com/watch?v=_D98nX8dueg

No.11を踏まえて、お楽しみください。



余談。この曲の構成が

イントロ → テーマが出てくるA → 展開するB →
A → 間奏 → B → Aのテーマの繰り返し

として、私にはB以外は 14:10 で、
Bのみ 12:12 に聴こえます。

わかりやすくいえば、最初の印象的なベースラインのモチーフが出てくるところが 14:10 でハネていて、
Bは均等でハネてない。

ずっと鳴っているチキチッチ、チキチッチ〜 でわかりにくいのですが

最後のAのテーマの繰り返しで1オクターブあがるところからのユキヒロさんのドラムは
『スコラ』で明らかになったように、4つ打ちのようで2拍目と4拍目は、沖縄民謡のようにハネていて

これと比較して、ロックンロールっぽいベースラインに変わるBは、ズンタ、ズンタ、と均等な4つ打ちに聴こえるのです。私にはハネているように聴こえない。

つまり、この曲はずっと沖縄民謡のノリで出来ているのではなくて、“2つのノリ”があると。

その点を『スコラ』では論点から外れるので、説明しなかったと。

どうですかね・・・
ミューニック・マシーンの「青い影」(1978年11月) ( No.13 )
日時: 2021/10/03 13:02
名前: ギーガ

この曲の存在は、ブログ「YMOとかPERFUMEとかテクノ系?」で教えていただきました。

ベースのフレーズと、次にはじまる人の声のような電子音、
長調ではじまるところにご注意ください。

今回の連続投稿の目玉のひとつなのです(笑)


「Munich Machine ミューニック・マシン」は、ジョルジオ・モロダーがプロデュースした
匿名性・企画性の高いディスコ・ユニット。※「Munich ミューニック」とは、ドイツのミュンヘンのこと。

実は、主要メンバーがジョルジオ・モロダーともう一人であり、
細野さんで例えると、スイング・スロー、スケッチ・ショウ、ハリー&マックみたいなもの(笑)

ユキヒロさんやユーミン大好きで有名な(笑)
イギリスのロックバンド、プロコル・ハルムの
「 A Whiter Shade Of Pale 青い影」(1967年)をディスコ・エレクトロ・アレンジでカバー。

1978年11月リリースされたセカンドアルバムに収録されていて、
日本でもシングルカットされています。
アブソリュート・エゴ・ダンス考察1 ( No.14 )
日時: 2021/10/04 18:52
名前: ギーガ

@No.13でお聴きいただいたジョルジオ・モルダーがプロデュースした
ミューニック・マシーンの「青い影」は1978年11月リリース。

細野さん作曲の「アブソリュート・エゴ・ダンス」は1979年3月22日から録音に入っています。

タイミング的にもばっちり。
細野さんはこれやりたい!と思ったらタメないんです(笑) ←ココ、細野研究のポイントですよね。


Aわかりやすいところからいいますと。

ミューニック・マシーンの「青い影」のイントロにおけるベースライン。
「アブソリュート・エゴ・ダンス」のベースラインはこれをもっと短く、ミニマルフレーズにした感じですね。

そして、次に入ってくる“人の声のようで金属的”にエフェクトされた電子音。
これも似たような音が「アブソリュート・エゴ・ダンス」のイントロで聴くことが出来ますね。

これも、やってみたかったのでしょう。


B次は、わかりにくいかもしれません。

「アブソリュート・エゴ・ダンス」の特徴のひとつに、
テーマ部において、長調なのに主メロが短調、というところにあると思います。

名曲プロコル・ハルムの「青い影」を聴いたことがある人はわかると思いますが
あの曲はしんみりとしていて基本的に短調の曲ですよね。暗い。

ところがジョルジオ・モルダーは施したのは、長調の明るいコードで始まるところ。

「アブソリュート・エゴ・ダンス」のアイディアは、このアレンジにヒントを得たような気がします!
アブソリュート・エゴ・ダンス考察2 ( No.15 )
日時: 2021/10/05 11:12
名前: ギーガ

CYMOのセカンドアルバム収録曲の録音に入った順番は

現在、『大人の科学マガジン シンセサイザークロニクル』(2008年)付録に載った、
『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』マルチテープが入った箱のトラックシートのカラー写真

及び、藤井丈司著『YMOのONGAKU』(2019年)掲載のトラックシートに鉛筆で書き込まれた日付で判明しています。


1979年3月2日 デイ・トリッパーのカバー
 同日    ビハインド・ザ・マスク

3月6日    ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー
 同日    インソムニア

3月13日    テクノポリス

3月17日    ライディーン

3月22日    アブソリュート・エゴ・ダンス

4月21日    キャスタリア


Dこの中で
教授のテクノポリス → ユキヒロさんのライディーン → 細野さんのアブソリュート・エゴ・ダンス
の順で録音に入っているところに注目し考察したいと思います。

細野さんは他の二人の曲を聴いた上で、作曲した。

ファーストのB面をメドレーにしたように、

この3曲が連続したときに、より飽きないように、
プロデューサーとして、アルバムトータルのバランスを考え
他の曲に“ない要素”で曲を作ろうと考えたのでしょう。


Eそれは、YMOを始めるまで手弾きで「おっちゃんのリズム」を追求してきた者としては
テクポリ、ライディーンが平坦なリズムを使ったのに対し

自分の曲では、コンピュータを使って沖縄やニューオリンズのノリを分析した、
“リズムの研究成果”のような曲にしようとまず、考えました。

どうしてもやってみたかったのでしょうね(笑)

※自説ではアブエゴには、沖縄の14:10と、Bパートで12:12 の2つのリズムがある、と思っています。間違ってたらスンマヘン!


F『セルフサービス』の音源を聴いたことがある方はご存じかと思いますが、
アブエゴの間奏の、沖縄のカチャーシーのようなお囃子部分には、
ニューオリンズ・ピアノのようなコロコロしたフレーズが入っています。

分析結果の証として、沖縄とニューオリンズを混ぜあわせて表現しようとした意図がわかります。

沖縄のチャンプルーとニューオリンズのガンボ。
どちらも“ゴッタ煮”料理でしたね。


Gアブエゴの主メロを細野さんは、初期のコメントで
“コブラ笛のような、のたうちまわった”フレーズと形容しています。

これは、メロディーのイメージとして、“インド”“インド歌謡”があったのでしょう。
インド歌謡はファーストで入れようとして断念したアイデアでした。

1曲の中に、沖縄民謡とインド歌謡を入れようとしてますね。
アブソリュート・エゴ・ダンス考察3 ( No.16 )
日時: 2021/10/06 12:47
名前: ギーガ

H“2つの要素の同居”といえば、
アブエゴのイントロとAでは、No.13で聴いていただいたようにジョルジオ・モロダー、
Bにおいては、テレックスがプロデュースしたLioのキラキラしたサウンドが入っていましたね。


Iテーマ部において 長調の曲調に、短調のメロディーにして
テクノポリスやライディーンと対比させて、連続で聴いたときに飽きないように
逆算で考えられています。


J定位に関しても、テクノポリスやライディーンが広がっているのに対して
中央に集まった感じ(かつ低音部を強調)にして、内に秘めてるような感じにしています。

ベースだけで6トラックも使ってますから、パートによって音色を変えたり、重ねることで音のガッツを作りたかったのでしょう。
(東風の主メロも2回、手弾くで重ねていますし、ライディーンの主メロはモーグによって同じ旋律を重ねています)

これも、他の2曲から逆算で考えられたことでしょう。


Kテクノポリスやライディーンの主メロは前に出た力強いものであるのに対して
アブエゴのそれは、一歩引いたような音色が使われています。

また、テクノポリスやライディーンが主メロが引き立つサウンドなのに対し
アブエゴでは、どっしりしたベースの音が引きたち、そこに一歩引いたような主メロが乗っかっています。

これも、逆算から考えられたことなのでしょう。


Lテクノポリスやライディーンと比較して、すべてのメロディのフレーズが短いです。
意図的に、短いフレーズの組み合わせで、アブエゴは出来ています。

また、テクポリやライディーンのメロディは基本的に上昇するのに対し
アブエゴのそれは下降します・・・というか
細野さんのメロディは下降するものが多いですよね。
例)コズミック・サーフィン、ハイスクール・ララバイのイントロ


M繰り返しになりますが、このようにアブソリュート・エゴ・ダンスは
細野さんはテクノポリス、ライディーンを聴いた上で、その間にあるもの、
そこにないものの発想で作曲されています。


Nタイトルもそうですけど。テクノポリス、ライディーンに対して3単語と長い。

ただ、細野著『地平線の階段』には

アブソリュート・エゴ
不眠症

の章があり、タイトルのモチーフは先にあったものでした。

※不眠症を英語でいうと「Insomnia インソムニア」。


Oそれだけ取り出して聴いてみたいのが、
イントロで鳴っている金属的な音色、
Bで鳴っているボコーダーみたいな音、
最後のAの繰り返しから入る、低くて不穏な感じの、ブチブチ細かくなっている音。
あれは打ち込みによるものなのか、もともとシンセの音色があーなっているのか、和音なのか。



以上、小5の私に教えてあげたい(笑)
Re: きっとうまくいく7 ( No.17 )
日時: 2021/10/07 12:46
名前: ギーガ
参照: https://theriver.jp/007-nttd-hans-zimmer/

最後の方。

美しい映画音楽を作る人として、
ジョルジオ・モロダーと教授の名前が並んでいることが
感慨深いです。

二人ともテクノ・マスターなのに、映画音楽の巨匠でもあるという。
アブエゴのBass & Drumsのみ。 ( No.18 )
日時: 2021/10/08 10:00
名前: ギーガ
参照: https://www.youtube.com/watch?v=VvUeqIRekow&t=47s

オリジナル音源ではありません。

お楽しみください。


実際、トラックシートをみると
細野さんはベースの録音にたくさんトラックを使っています。
それをどのように振り分けて使ったのか。
知りたいものです。

考えられるのは、イントロとAでは、音圧を作るために同じ音を重ねること。

B、間奏において、音色そのものを変えていること。

例えば主メロがパートによって音色を変えるのは普通ですが
YMOにおいてはベースもパートによって結構変えてるんですよね。
(他のアーティストだと1曲でベースは1つの音色が多いと思います)
それで、どうやって統一した聴感を保てるのか・・
アブエゴのメロディ。 ( No.19 )
日時: 2021/10/09 12:42
名前: ギーガ
参照: https://www.youtube.com/watch?v=cbnnnoLf5Bc

これもオリジナル音源ではありません。

お楽しみください。

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