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きっとうまくいく8
日時: 2021/12/30 13:08
名前: ギーガ
参照: http://www.mryt.com/forum/main/read.cgi?no=30547

2021年12月30日。
「7」から、こちらに移ります。

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門あさ美「ここにいるの」(87年)。 ( No.60 )
日時: 2022/03/07 12:28
名前: ギーガ

門あさ美(かど あさみ)さんが東芝EMI移籍後第2作目のアルバムでユキヒロさんプロデュースの『ラ・フール・ブル(La Fleur Bleue)』(88年3月5日)から、
87年11月25日に先行でシングルカット。

LPとシングル盤もっていました。

作曲と編曲がユキヒロさんで、作詞は門さんご本人。

英詞だった「ドリップ・ドライ・アイズ」の日本語版、といった感じですが

歌メロの出だしにご注意。

・・・これって大元の「シリ―ゲーム」ですよね。30年以上経って、気付いた私(笑)

ユキヒロさんの“遊び心のあらわれ”です。このスレッドを昔からお読みの方は思い返していただくと解ると思うのですが、“この頃に集中して多い”んですよね。
淋しさの選択(90年)。 ( No.61 )
日時: 2022/03/08 10:43
名前: ギーガ

「ここにいるの」のユキヒロ・バージョン、
「ドリップ・ドライ・アイズ」の日本語詞バージョンですね。

ユキヒロさんが東芝EMI移籍後第2弾のソロアルバム『Broadcast From Heaven』収録。1990年4月4日リリース。

この曲と同じアルバムに入っている「4:30amのイエティ」は、
年取ってからとくに身につまされ、こころに沁みるようになりました。
42℃のピクニック(89年)。 ( No.62 )
日時: 2022/03/09 11:05
名前: ギーガ

上記の「淋しさの選択」の前年です。

モデルの桐島かれんさんをボーカルに迎えた
再結成サディスティック・ミカ・バンド『天晴(あっぱれ)』収録。1989年4月8日リリース。

この「42℃のピクニック」では、ドリップ・ドライ・アイズと、
今日の空をメジャーにして、混ぜたような作りにしてますよね。

しかも。詞の音韻までわざわざ合わせています。ゆっくりと唄って、お確かめください。


♪もォいちィどォ きみーにィ      あいたくてェ  かぜを こオじィらせェたァ  ぼくなんーだァア

♪きょォのォ    そォらはすこォォしィ かなしくてェ  まちを かアけるきみィはァ わらいかけェたァア



ね(笑)

これが“遊びココロ”じゃなくてナンナンダという。一連の「ドリップ・ドライ・アイズ」の話はこれにてオシマイ。
ヴェネチアっぽいナイス・エイジ。 ( No.63 )
日時: 2022/03/10 12:57
名前: ギーガ
参照: https://www.youtube.com/watch?v=_9oJUOBk2Uo

混ぜた、といえば最近ではこれかな。


以前に「5拍子のビハインド・ザ・マスク」を作った方です。
映画『気狂いピエロ』予告編。 ( No.64 )
日時: 2022/03/11 11:56
名前: ギーガ
参照: https://www.youtube.com/watch?v=Zdkhf5r5fog

ゴダール監督の映画で1965年公開、日本公開は1967年公開。



90年代リバイバル上映で初めて観て

こんな表現の仕方もあるのか

と大変衝撃を受けたフランス映画です。
チラシでそそられました。



新翻訳されている「寺尾次郎」さんという方。

山下達郎さんや大貫妙子さん伊藤銀次さん
ギターの村松邦男さん、ドラマーの上原ユカリさんらが在籍したシュガーベイブ(1973〜76年)というバンドに
同姓同名のベーシストが確かいたなあ、と
フランス映画の字幕で拝見するたびに思っていたんですが・・

(『髪結いの亭主』90年、『美しき諍い女』91年、『ポネット』96年、リバイバルだと『地下鉄のザジ』『パリところどころ』『万事快調』『セリーヌとジュリーは舟でゆく』とか)

ナント、同一人物だったんですねェ! 才人のあつまり。
マッドピエロのベースカバー。 ( No.65 )
日時: 2022/03/12 12:23
名前: ギーガ
参照: https://www.youtube.com/watch?v=H_2GtRFETHc

コレ、ず〜っと聞きたかったんです!

Bパートで、ポコポコ主旋律が鳴っているところのベースはファンキーでしたね。

藤井丈司著『YMOのONGAKU』に載っている、ファーストアルバムのトラックシートの写真によると、
トラック2にBASS、トラック8、9にMOOG(BASS)と3トラック使っていたことがわかります。
トラック2はエレキベースの略でしょう。

そうすると、パートごとに変えてるのか、エレキベースとMOOGを混ぜて使った箇所があるのか
などなど興味は尽きませんね(笑)
マッドピエロのコード・カバー。 ( No.66 )
日時: 2022/03/13 12:54
名前: ギーガ
参照: https://www.youtube.com/watch?v=FWi2EtREVnM

これもずっと取り出して聴きたかったものです。
ずいぶん変わってるなと。

ただ。皆さまご存じのようにこれに影響を受けた「星野源」という音楽家も誕生しました。ex「時よ」(←“TOKIO”にきこえる)


Aパートはブロック・コードというより、クラシックの祝祭典音楽のようで。

Bパートに入ると、上でお聴きいただいたように、対照的にベースラインがファンキー、というところが面白いです。

マッドピエロのリズムトラック・カバー。 ( No.67 )
日時: 2022/03/14 12:24
名前: ギーガ
参照: https://www.youtube.com/watch?v=LEEDmXqSxLo

藤井丈司著『YMOのONGAKU』に載っているトラックシート写真によると、
実際にはすべてMOOG(タンス)で作られていました。
マットピエロ(日本版1978年)。 ( No.68 )
日時: 2022/03/15 10:57
名前: ギーガ

聴き慣れているのは手に入れやすかったUS版(1979年)の方。

78年版のこっちがオリジナルなのですが

@Aパートでベースが大きく聴こえる(うれしい)
ABパートでブロック・コードが小さく聴こえる
BCパートでシークエンスが大きく聴こえる(うれしい)
Cエンディングが長い。

といった特徴がありますね。

トラックシートによると
SEは、細野さん所有のコルグで作っているので、
ちょっと前に出た『はらいそ』1978年に似たSE音がありますね。
恋はピンポン(1978年)。 ( No.69 )
日時: 2022/03/16 12:26
名前: ギーガ

フランスのピアニスト、リチャード・クレイダーマンRichard Claydermanの「恋はピンポン Ping pong sous les arbres」。

1978年リリースで、当時テレビやラジオの天気予報や情報番組のBGMでよくかかっていました。インストで小4だった私が知っていたぐらいですから。
“78年”というところがポイント。

マッドピエロのBメロの打ち込みのMOOGによる主旋律のポコポコは
この曲や、もっと前のホットバター「ポップコーン」(1972年)みたいなのを細野さんはやってみたかったんだと思います。

さらに「恋はピンポン」のサビ、
人の声みたいな電子音(MOOGは人の声を通して合成音を出すというボコーダーみたいな使い方ができるんです。タモリ倶楽部の冨田勲さん&松武秀樹さんの回で知りました。立花ハジメさんの『バンビ』でも同じ使い方をしています)

♪ミャミャミャ、ミャンミャンミャミャミャ

が、細野さんのツボだと思いますね(笑)変でいて楽しいし耳に残る。

細野さん、ピュア・ジャムではミョンミョン言ってますし、
ノンスタンダードミクスチャでもミャウミャウ言ってますしね。


余談。おもえばユキヒロさんは自身の声をサンプリングしてこういう使い方をあまりしてないんですよね。
「トイレの人のテーマ」と「エロティック」ぐらいかな・・。『ラパンセ』はわかんないな。

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