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■第一版の交換について

    2007年1月下旬刊行された本書の第一版につきまして、出版社のアスペクト社に交換についての案内とお詫びが掲載されています。

    これは、アーティストおよびマネージメント各位より最終的な出版の許諾得る前に出版・販売したことが発覚したため、着払いでお送りしていただければ、正式に許諾が得られた2008年1月16日(水)発売の改訂版(第二版)を交換に発送していただけるとのことです。

    なお、第二版は乱丁、誤植などを修正した「あるべきかたち」として正式に事務所から許諾を得たヴァージョンだそうです。

    詳細はアスペクト社に掲載されている案内をご覧ください。
    イエロー・マジック・オーケストラ(第2版)


■この本について

    YMOの1999年に東芝EMIから再発されたCDと2003年にSONYから再発されたCDに掲載されていた、当時の最新インタビューを再構成し、貴重な資料を追加して、CD購入特典としてプレゼントされた「YMO読本 OMOYDE」が、さらに追加、再構成されて発売されました。

    東芝EMI版とSONY版では若干ラインナップが異なるため、一冊にまとめられた際に再構成されているそうですが、その他に、サブカルチャーマガジン「ビックリハウス」に掲載されていたものや、初期の貴重なインタビュー、年表を追加したものです。

    東芝EMI版に掲載された細野晴臣さんのインタビューは細野晴臣さんと久保田麻琴さんがハリー&マック名義で制作していた「ルイジアナ珍道中(Road to Louisiana)」のためにサンフランシスコを訪れていた時に10時間にわたってインタビューされたもの。

    SONY版にいたっては、坂本龍一さんのNYの自宅にて合計15時間にわたってインタビューされたものと、高橋幸宏さんのインタビューを追加掲載。高橋幸宏さんの分に関して、掲載されているページ数としては他のお二人よりも少ないものの、これはDVD「Visual YMO : the Best」の副音声の収録と同じ日に、慌ただしく数時間行われたインタビューだそうで、それでも、高橋幸宏さんのインタビューとしては最長記録だったそうです。

    アートワークは「Solid State Survivor」「Public Pressure」を手掛けた羽良多平吉さんだそうです。


■詳細

    発行:アスペクト
    発売日:2007年1月31日
    定価:2,625円(税込み)
    ISBN:978-4-7572-1089-9


■内容

    ■目次
    細野晴臣 009
    イエロー・マジック・オーケストラ 010
     YMOの結成 010
     コンピュータ・リズム 013
     インベーダー・ゲーム 015
     ディスコ・サウンド考 018
    イエロー・マジック・オーケストラ(US版) 021
     北京交響楽団 021
    「中国女」 022
     A&Mリミックス 025
    ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー 029
     メタ・ポップ 029
     ニュー・ウェーヴへの接近 031
     フー・マンチュー唱法 033
    パブリック・プレッシャー 036
     YMOはキュート 036
     ステージ恐怖症 038
     アルファ・プレッシャー 040
    増殖 044
    「ナイス・エイジ」 044
     スネークマン・ショー 045
     ジャパニーズ・ジェントルメン・スタンダップ・プリーズ
    BGM 052
     ライオット・イン・ラゴス 052
     YMOのノイズ化 054
     YMOは危険である 057
     「キュー」 058
     「4分33秒」 064
     ウルトラヴォックス 066
    テクノデリック 068
     ミニマル×サンプリング 068
     テクノロジー+サイケデリック 071
     「ジャム」 072
     ワールドミュージック史観 074
      浮気なぼくら 078
     MC-4と『フィルハーモニー』 078
     テクノ歌謡曲 080
     「君に、胸キュン。」 084
     スタック・オー・YMO 088
     「散開」前夜の「解散」 090
    サーヴィス 092
     YMO vs. AOR 092
     ノン・エコー 095
    アフター・サービス 096
     YMOと全体主義 096
     散解コンサート 097
     ポスト・テクノ 100
     テクノの「匿名性」 104
     モンドの病的な闇 108
     大人の思春期 110

    □坂本龍一 113
    イエロー・マジック・オーケストラ 114
     東京芸大〜デビュー時代 114
     ナイアガラ・レーベル 118
     細野+高橋との出会い 120
    イエロー・マジック・オーケストラ(US版) 129
     進化型ティン・パン・アレイ 131
     東京のクラフトワーク 135
     ゴダールはポップ 138
     オリジナリティ 140
    ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー 142
     A&Mリミックス 142
     TOKIOは未来都市である 144
     ディーヴォの出現と脱構築 148
     「ビハインド・ザ・マスク」はR&R 151
    パブリック・プレッシャー 154
     フュージョン論考 154
     紀伊國屋ホール〜六本木Bee 157
     グリーク・シアター体験 160
     ギターカットの顛末 163
    増殖 167
     ポール・マッカートニー来日騒動 167
     パブリック・プレッシャー2 171
     「写楽祭」事件の真相 173
       BGM 052
     YMOのノイズ化 176
     ディスクリート・ミュージック 178
     俗流アヴァンギャルド 181
     スタジオ信仰への回帰 184
     ファン切り離し 188
    テクノデリック 192
     韓国旅行のスケッチ 192
     YMOvs.アート・オブ・ノイズ 195
     民族音楽×サンプリング 199
     ウィンター・ライヴ 203
    浮気なぼくら 204
     テクノ歌謡曲考 204
     YMOの原点回帰=ポップ化 207
     「君に、胸キュン。」 210
    サーヴィス 212
     「散開」というコンセプト 212
     ポスト・ニュー・ウェーヴ 215
     ニューヨーク・サウンド考 217
    アフター・サービス 096
     「ファッショ=ファッション」 219
     「再生YMO」の課題 222
     プロデューサーVS.YMO 225

    □高橋幸宏 229
    イエロー・マジック・オーケストラ 230
     細野+坂本との出会い 230
     加工貿易音楽 232
    イエロー・マジック・オーケストラ(US版) 238
     サディスティックス 238
     「中国女」 242
     クリス・モスデル 244
    ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー 247
     ビョーキ・サウンド 247
     反動的ビジュアル戦略 251
    パブリック・プレッシャー 255
     脱フュージョン 255
     黄色のタキシード 258
    増殖 262
     東京人的自虐体質 262
     マスコミとの軋轢 265
    BGM 268
     「バレエ」 268
     パッショネート・リプライ 273
    テクノデリック 276
     「ジャム」 276
    浮気なぼくら 280
     YMOとソロの逆転現象 281
     「ワイルド・アンビションズ」 282
    サーヴィス 286
     「シャドウズ・オン・ザ・グラウンド」 286
    アフター・サービス 289
     YMO神話 289
     再生YMOとSKETCH SHOW 292

    □曲解説 307

    □年表 319