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2007年3月13日更新

伊藤美恵: 情熱がなければ伝わらない!アタッシェ・ドゥ・プレスという仕事

関連作品
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山本耀司
さあ、行かなきゃ
2007/02/26 日経BP社 ISBN: 978-4-8222-4557-3 1,260円(税込み)

高橋幸宏さんの実姉で、ファッション流通業界の「ナンバーワン」PRレディにして、フランスのPR専門学校エファップの日本校校長を務める伊藤美恵さんが、その半生をケーススタディとして振り返りながら、PR=アタッシェ・ドゥ・プレスの真髄について語った本です。

第2章では、ご自身の半生を語りながら、学生の頃のことや、花井幸子さんのところで基礎を学んでいた頃のこと、幸宏さんと一緒にやっていたBUZZ SHOPの立ち上げ、ロンドンでのこと、BUZZ SHOPの倒産、ワグの立ち上げ、山本耀司のコラボブランド「A.A.R」のPR等、幸宏さんに関わることもたくさん語られています。

なお、最初のカラーページにはお母様と幸宏さんを含むご兄弟との写真、花井幸子さんのところでの修行時代の写真、ほか、80年代、90年代に幸宏さんとのツーショットなどの写真も掲載されています。

■目次
まえがきに代えて   ドゥニ ・ユイスマン(エファップ創立学長)
はじめに       伊藤 美恵

第1章 アタッシェ・ドゥ・プレスってどんな仕事?
ブランド戦略まで担う「経営者の影武者」
大手・老舗企業のブランド戦略の再構築をお手伝いする
ミーハー心とプロ魂
トップがアタッシェ・ドゥ・プレスを理解しない悲劇
通販最大手、ニッセンのブランド戦略のお手伝い

第2章 私が、アタッシェ・ドゥ・プレスになったわけ 伊藤美恵のつくりかた
洋服はいつも「オーダー」で
パーティー三昧の10代
美術学院から花井幸子先生のブティックへ就職
銀座のママと花井先生に「仕事の基礎」を教わった
父の挫折とBUZZ SHOPの立ち上げ
ロンドンへ!
大ヒット!
倒産
大手アパレル企業との出会い
ワグの立ち上げ
アタッシェ・ドゥ・プレス、はじめる
山本耀司とダーバンの新ブランドをPRする

第3章 ケーススタディで学ぶアタッシェ・ドゥ・プレス
ケース1 ダーバンと山本耀司のコラボブランド「A.A.R」をPRする
〜先鋭的なアーティストの魅力を一般マーケットでどう商品化するか
ケース2 アタッシェ・ドゥ・プレスの重鎮、シルヴィ・グランバックからの「教え」を生かし、イタリアの人気ブランドをPRする
ケース3 ルイ・ヴィトンのデザイナー、マーク・ジェイコブス、英国のカリスマ、ヴィヴィアン・ウエストウッドをPRする

第4章 コラムで学ぼう! アタッシェ・ドゥ・プレス
1 アタッシェ・ドゥ・プレスは、もともとPR業務のひとつだった
2 ファッション業界でアタッシェ・ドゥ・プレスが発達した功罪
3 アタッシェ・ドゥ・プレスの専門教育機関エファップ・ジャポンを立ち上げたわけ
4 「コミュニケーション」のプロにおなりなさい
5 経営者やデザイナーの立場で知識を吸収し、プロ魂を持った"代弁者"になれ
6 海外のブランドをアタッシェ・ドゥ・プレスするには
7 経営トップやデザイナーをハダカの王様にしない!
8 内部の広報部門だけでは、限界がある
9 社外のアタッシェ・ドゥ・プレスを活用しよう
10 大切なのは「情熱」と「信頼」
11 どんな人がアタッシェ・ドゥ・プレスに向いているのか?
12 どんな人がアタッシェ・ドゥ・プレスに向いていないのか?
13 アタッシェ・ドゥ・プレスは、現場の仕事の「文脈」を理解して初めてうまくいく
14 究極は、「人」をアタッシェ・ドゥ・プレスしたい

第5章 ジャン・ジャック・ピカール氏に聞く、アタッシェ・ドゥ・プレスの真髄
アタッシェ・ドゥ・プレスの仕事はすばらしい!  ジャン・ジャック・ピカール(ファッションコンサルタント) おわりに       伊藤 美恵